2008年9月アーカイブ

急に冷え込む

| トラックバック(0)

一昨日まで蒸し暑くて団扇でばたばたあおいでいたというのに、今日は肌寒くさえある。時候の挨拶はもっぱら急な冷え込みですなだ。暑さから寒さへ息をつがせぬ変化の連続、ハリウッド映画のようである。

議論てのは一つの戦いであるわけで、議論の相手を威圧するために偉そうな口ぶりで言うのは一つの作戦なわけだが、そうすると相手は、何を偉そうに言いやがってと感情的に反応する。日本におけるディベートの不在は、この後、お互いのけなし合いが螺子のようにきりきりと発展もなく収束していくようなものじゃないかな。
ポーの小説にメエルシュトレームという大渦巻きに飲み込まれていく話があるのだが、要するにそういう事なのだ。
上からものを言うといのは、その大渦巻きに飲み込まれながらも、渦の上の方から下の様子を観察して、その渦の下の方にいる連中に報告するような態度の事をいうのだろうな。
お前わざわざ言うなよ、俺はお前の視点を既に通って来ているのだから知っている、新参者のお前にいちいち言われたくない、そういう感じなのだろう。
自分が既に知っている事を、他人にそれがいかにもそいつの新しい発見のように言われるとすごく腹立たしいもので、そういうときは偉そうに上からものを言っているように聞こえるのだな。
しかし、所詮それはコップの中の嵐で偉そうに言おうが、遜って言おうが意味は同じ。となると残るはその発言者の人間性という事になるのかな。なんだかつまらない結論である。

とある会議

| トラックバック(0)

多分、昔、お城の馬場の西に小さな岡があって火灯し山といわれた場所に建物が建っている。築50年ほどの古いビル。周囲は大きな公園で建物は巨木に囲まれていて人口稠密なエリアにあるとは思えない。かつての大商家の居宅跡だと言われれば、納得するのである。そういう場所で、数少ない地方文化人を集めての会議、今や地方の文化を支えているのは女性なのだ。この会議の参加者は9人で6人が女性。
話が前へ進まなくて苦労した。なぜなら、具体的な話に終始して、建設的な話が出てこないのである。意見は言うが提案は出せないという事か。

ランチにビール

| トラックバック(0)

出張で会議に出席した。少し遅い目の昼食は何を食おうか休憩は1時間。
午後は講演を聴くだけだから帰っても構わない状況で気が緩んで、ビールを飲んだ。久しぶりの昼間のビール、うまかった。
以前働いていたオフィスは雑居ビルの様な建物の中にあって、すぐ上がビアホールだった。昼間はランチをやっていたのだが、そこではよくランチと一緒にビールを飲んだ事を思い出した。メタボが気にならなければランチのビールもいいものだ。

ミスト

| トラックバック(0)

スティーブン・キングの映画を見た。映画ではなくビデオなのだが。この作家が原作の映画は好んで見る。複雑な感情の要素のうちの単純な部分をドラマとして拡大する手法が分かりやすいのだが、引き込まれるのである。
ミストも恐怖という感情が及ぼす人間の行動を描写して興味深い。見終わった後の後味の悪さはなかなか味わえるものではないな。こういう感情の揺さぶられ方は作者の意図なのだろうが、見事にはまってしまった。

異常気象なのか

| トラックバック(0)

昨夜、寝る前に強い雨が降り出した。滝のように降るという形容そのものの降り方だ。遠くの方では崖の土が洗い流されていくようだ。しかもそれは降る様子を見ての事ではなく、音だけでそう感じたのだ。最近のゲリラ豪雨というのはこういう降り方のことを言うのだろう。雨は10分ほどで止んだが降り続けば水害必至に違いない。
異常気象と言えば異常だが、気象変化のバリエーションの一つとも言える、なんて事を考えながら寝入ったのだが、今朝は秋空が広がって清々しかった。

末期症状

| トラックバック(0)

しばらく前に酒の話題でNHKの大河ドラマのことになって篤姫を見てるという男が多かった。何回か見た事はあるが統治システムの末期症状はこんなものだろうという感想を持った覚えがある。
それというのも、その頃丁度ゴンチャロフの日本渡航記を読んでいた。ゴンチャロフはロシアの提督プチャーチンの秘書官として、ペリーと同時期に長崎へやって来ているのである。その当時のゴンチャロフの視点は、ほぼ今の我々の見る日本の支配層武士社会と重なるのだと思った。
単純に言えば太平の眠りから覚めやらない状況とでも言うのだろうか、そんなものだ。
今日の会議は時代も状況も異なるのだが、あらゆるものが末期症状の腐りかかった饐えたにおいを発する会議であった。観察者ではなく当事者として参加する私は一体なんだとずっと自問しているのである。

面接の達人

| トラックバック(0)

採用試験の面接官であった。役割は3人目の質問者である。一人目が面接者の名前や経歴などの基本的な事項を聞き二人目が志望の動機や趣味特技に関することを前もって決めてある質問項目に従って聞いていく。
私は、決められた質問項目では聞き出せない面接者の気持ちを導き出すような質問をするという役割。
しかし、そんな都合のいい質問が思い浮かぶ筈もなく、「学生時代に熱中した事は何か」とか「ボランティア活動をした事があるか」などといったありきたりの質問をとっかえひっかえにすぎなかった。しかし、そういうつまらない質問でも、面接者は答えなければ行けない訳だし、答えによっては人生を左右してしまうかもしれない。次はもう少しましな面接者の心に響くような質問を考えようと思ったところで面接は終わった。
私は、面接する達人にはなれないなと思う、みんないい答えを用意しているからね。

不思議な会議

| トラックバック(0)

昼食をはさんでの長い長い会議であった。長い会議だが準備はほとんど必要ない。形式的な報告をしあうだけであるから。報告者が多いので必然的に長くなる。一人10分でも、12人いるので最低2時間はかかるのである。
時間の無駄だなと思いながら、しかも誰しもがそう思っていながら、やめようと言う者はいない。隣にいる男は議論好きで、頭がいいので議論相手を言い負かしてしまう事が多い。そういう男でも、この会議ではおとなしく議論も吹っかけず聞いているのである。
一つの不思議である。

木を見て森を失う

| トラックバック(0)

企画書に付ける挨拶の文章を最終校正したのだが、今度の上司は非常に細かいことに目がいく男なのである。背が低いので、机に座っていても我々を下から睨みつけるのである。それはいいのだが、あごを突き出して話すのが気になる、非常にげびた印象を与えるので、言う事に説得力がない。そういう事もあってか、細かい事に執拗にこだわるのである。我々は、たかが挨拶文なのでどんな風に言い回しを変えても一向にかまわないという態度で臨むのだが、これが時として失敗する。ある文章の「てにをは」を変えたとする。すると意味がより通じるようにセンテンスの前後を変えなければならなくなる。すると、文と文のつながりがおかしくなるので、その部分を書き換える。すると文章全体では何を言いたいのか分からなくなる。と、そこで一気にはじめから書く事になるのだが、彼はそこでまた、部分に注目して「てにをは」を変える。とまあ、そんな事を繰り返すはめになる。どうも、あごを突き出してだみ声で話す男は好きになれないのはこういう事がよくあるからだ。

墓参り

| トラックバック(0)

墓参りに行った。自分の親の墓参りにも行かないのだが、今日は友人の一周忌だったのだ。墓に行って、そのあと気の置けないやつと精進落としでもないが、酒を飲んで亡きやつの思い出話。酒が好きな男だった。年に一度こうして集まって語る事を約して解散した。

静かな床屋

| トラックバック(0)

午後、スペイン辺りではシエスタの真っ最中にあたる頃床屋へ行った。
床屋の親父は、親父と言っても私より5歳ほど年上なだけだ。つりとゴルフと野球が好きで、髪を切りながら必ずその話題が出るのだが、どうした事か今日は一言も話さない。何か機嫌が悪くなるような事でもあったのだろうか、と気を使う訳ではない。私の方は髭を当たられているときに、静かな床屋の中で眠りに入った。
それにしても静かな床屋だった。

机の下の蚊

| トラックバック(0)

旧知の友人たちとの飲み会だった。20年以上続く付き合い、ほとんど博物館に納められてもいいのではないか?
そうはいかないのか、20年では博物的ではない。
まあそれは、常識的な回答。技術屋と銀行屋と事務屋が空っぽの脳みそを使っているのである。いやアルコールが入っている以上、論理的な思考の部分を十分に使っているとは言いがたいが、思いつきに勢いを与えている事は確かである。
それぞれが意見を出し合ってまとまりつつある結論、なんだかすごくいい考えではないか。
さすが、その道の熟達者たちだ。この話の結論は世界を変えるかもしれない。
私はこのすばらしい議論の記憶が失われないうちに、ここに書き留めようと思う。
その内容のポイントだけでも書き留めておこうと思ったそのとき、足にかゆみを感じた。秋のこのときに、蚊は机の下に潜んでいたのだ。
足の甲をかくと、その記憶のすべてが消えていた。早く書きとめてておけばよかった。

都市伝説が生まれるとき

| トラックバック(0)

友人がオフィスにやってきて、犯罪に巻き込まれたのは本当か?と真顔で尋ねてきた。一体何の事かと聞くと、どうも昨日のクレーマーが暴れて傷害事件を起こして警察沙汰になっているという噂がながれているらしい。
伝言ゲームでは情報が時間の経過とともに変質していくように、小さな世界の噂話は尾ひれがついて、その尾ひれが成長しながら伝わっていくのだ。
友人は背が低くて筋肉質で四角い顔に線で描いたような細い目をしている男で、疑り深いくせに、その噂を半分信じていたのである。
単なる噂話だと知って、友人は少し落胆の風。何かとんでもないスキャンダラスな事件を期待していたに違いないのである。
きっと友人は、何かの飲み会のときにこの話をさらにアレンジしておもしろおかしく話すだろう。そのとき、このオフィスは呪われた空間にあるというような、もっともらしい理由がつくのだろう。

久々のクレーマー

| トラックバック(0)

久々にクレーマーがやってきた。窓口で部下が対応している。
部下は丁寧に対応しているのだが、クレーマーは言葉尻を捉えてねちねちと嫌らしく理不尽な要求を通そうとしている。
私は理不尽な事を言う人間が許せないのである。遠くから、やり取りを聞いていると余りの理不尽さに、その男に怒鳴り付けたいという衝動を押さえきれなくなる。今しも席を立とうとしたとき、電話があって、別室から資料の説明に来てほしいという依頼。
どこの馬の骨か知らないがくそクレーマー、俺の怒りの反撃を食らわずにすんだな、と心の中に捨て台詞を吐いて部屋を出た。
一時間ほどして戻ったら、すでに片付いていた。それでも30分以上粘っていったらしい。
部下は若いけど、必要な事意外はしゃべらず淡々と応対ができるのだ。感心した。

手作りの雑誌

| トラックバック(0)

知人が本を持ってきた。本と言ってもB5サイズの無線とじで雑誌の形状をしている。中身は歴史の小ネタを集めたものだ。知人の知人が自費で作ったものらしい。文章もレイアウトも写真もしろうと作りということは一目瞭然だが、これで一冊千円だと言う。制作費を部数で割るとそうなるのかもしれない。
気の利いた冊子を読むにしてもフリーペーパーが溢れているこの時代にレトロなやつが出てきたと思えばその存在も許されるだろう。

公立図書館

| トラックバック(0)

図書館へ行ったのだが、借りたい本がない。コンピュータで検索すると別の図書館にある。予約すれば取り置きしてくれるサービスがあるが、そこまでして読みたい本でもない。この町の図書館の図書の品揃えは中途半端なのだ。ベストセラーは少なく、学術書も少ない、しかし蔵書数は標準以上だという。どんな本を取り揃えているというのだろう。
何も借りずに帰った。

名古屋男

| トラックバック(0)

昨日の事だ、15年前に仕事上で知り合った男が15年ぶりに連絡を取ってきた。久しぶりにこの地へ来るので会おうじゃないかと言う。断る理由もないので会う事にした。名古屋で派手な仕事をしているようだ。15年前に一緒に仕事をしていた連中の消息を伝えると、彼らと連絡を取ると言っていた。
15年ぶりに彼は私の職場を訪ねてきた。今はコマーシャルの仕事をしているという。見栄っ張りというのか実直というのか、黒いスーツにネクタイ姿だ。
暑くないかと問うと、仕事だからという。そりゃ分からんでもないが、今時黒スーツにネクタイなんてやくざでもしないスタイル、こっちはゆるゆるのクールビズの開襟シャツである。
旧交を温めて帰り際に、仲間を集めたから今夜飲みに行こうという。そんなわけで仕事帰りに飲みにいったのだが、黒スーツを囲む人たちという奇妙なグループで飲むことになった。

訪ねて来た男

| トラックバック(0)

教えてほしいと訪ねてきた男は、そんな細かい、どうでもいいような事聞いてどうするのかと不審さを抱かせた。質問に丁寧に答えていたのだが、あまりに具体的なことで、適切に答えられないと判断して、その仕事を担当している部下を呼んで答えさせた。当然ながら、的確に応答していた。その的確さが気に入ったのか、以後の質問は私ではなく、部下に向けられるようになった。
私を訪ねてきたというのに、私の立場はどうしてくれるのだ。私が口を挟もうとすると、うるさいなと言わんばかりの態度なのだ。不愉快なやつだ、新聞記者なのだが。

ど近眼

| トラックバック(0)

今日会ったのはとある会社の常務、その会社のナンバー2である。目つきが鋭くて頭が良さそうな人で話が早い。というのも前回会ったとき、こちらから事業への参加の依頼をして一旦、断られているのであるが、その時は儀礼的な余分な話をせずに、要点を伝えるだけで飲み込んでもらえたのだ。そのときの結論は協力できないという事だった。今回は条件を変えて再度依頼をするための訪問だった。
二度目の話であるし、オフィスの応接室では前回と同じ事になるので、近所の吉舎店で話を聞いてもらう事にした。
視界が広い明るい喫茶店で話していると、彼の眼鏡がど近眼用の分厚いレンズである事に気づいた。応接室のライトでは気がつかない事だった。
ああ、この人も私と同じど近眼なんだと思うと、奇妙な親近感がわいてきた。眼鏡の奥の冷徹な目というのは錯覚で、レンズの屈折作用による光だったのだ。

医者へ行く

| トラックバック(0)

体調が優れないので医者へ行ってみた。いくつか検査をして結果はどうも何ともないらしい。そういう安心感が得たくて医者へ行ったわけだが、相変わらず体調は万全ではないのである。単なる夏バテか、下痢が続いていたから脱水症状かもしれない。水をたらふく飲んでいる。トイレが近くなっている、涼しくなって汗が出ないせいだと考えている。この推理は妥当だ。従って、自動車などで少し遠くへよう足しにいくなんて事はさけなければならない。
いくつかの予定が、ことごとく暗唱に乗り上げているので、下手に動かない方がよいという事なのだ。

年度の後半の始まり

| トラックバック(0)

長い沈黙の後、満を持して新しいことが始まる、ということもなく私の駄文は再び書かれようとしている。このあたりの学校は先週の金曜日に二学期の始業式があって、今日からは普通の授業だと言う。多分そういう感じである。通過儀礼のようにその意味を重々しくさせたりはしないのであるが、最近はそういう形式的とはいえ儀礼的な重々しさというのは気分をある程度切り替えてくれるものではないかと思うようになった。
夏の暑い何日かの連続した休みの中で、HPのことをずっと考えていたのだが、休みが終わった後に残ったいくつかのアイデアは、日頃考えていることとほとんど同じで、いわゆる下手な考え休むににたりを地でいくような結果であった。
考えていることは高尚だが実行が伴わないのも最近の悪い癖である。いやこういうのを癖というのだろうか。物事を自ら実行するという力が落ちてきていることは確かだ。暑さによる体力消耗だけの理由ではない。
が、涼しい季節に何かが実りつつあるかもしれないことを期待して、年度の後半は始まるのである。

このアーカイブについて

このページには、2008年9月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2008年7月です。

次のアーカイブは2008年10月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

ウェブページ

Powered by Movable Type 4.27-ja