その他の雑菌

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牛乳牛乳

家電量販店のチラシにヨーグルトメーカー2980円というのがあって、はたしてスーパーに売っている牛乳から、本格的なヨーグルトが出来るのか、と事務所の女性と丁々発止やりあった。彼女は健康食品に目がなくて、最近は湯沸し室で大豆をコトコト煮たりして、その煮汁をペットボトルに詰めて悦に入っている。

牛乳は成分を調整したものではダメで、菌もヨーグルトを繰り返し入れていると雑菌が増殖していくので、専用の菌を買い求めて使うべきだ、と、とうとうと持論を展開する。

国産の牛乳は、成分無調整なんて言ったって手を加えてない分けがなく、おまけに何を喰わせているか分からないのだから、本格的なものが出来るわけがない。モンゴル出身の力士達が、日本のヨーグルトや牛乳が口に合わなくていかに苦労したか、彼の地では羊の肉を食べたって、それが何処の草原で育ったものか分かると言うぞ、というのがボクの意見。

本格的なヨーグルトを作りたければ、利根川の堤防で牛を飼っているところがあるから、瓶を持って行って買ってこなきゃ、と言ったら、じゃ買ってきてよ、と言われて、空き瓶さげて酪農家のおばさんを捜す姿を連想してしまった。

野菜や卵の直売の看板はあっても、しぼりたての牛乳、というのを見かけないところを見ると、食品衛生上問題があるのかしら。糞だらけのおっぱいをチョチョと拭いて機械で搾っているもんなあ。力強いその他の雑菌。

新聞の書評欄で大岡玲が『性病の世界史』を取り上げていて、そのなかで自らの体験を語っていた。新婚早々チンチンの先に違和感があり、泌尿器科に行ったら、医者が、最近どこかで遊んだだろう、と梅毒や淋病の検査をされた。誤解だ、新婚早々だったのだ。胸に手を当てて考えても疚しいところがない。数日して、結果はシロで単なる尿道炎だった、というのだが。

はたして本当にシロだったのか? 何もなくて尿道炎になるか? この手の検査で、梅毒、淋病、クラミジアなんて判るのは例外で、その他の雑菌による尿道炎、と診断されるのが一番多い、ということを彼は知らない。

貧乏史観

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銭湯銭湯

映画産業が斜陽と言われるようになったのは、炭坑のそれと同じくらいの時期であったと思うのですが、今でも撮影所の近所の赤堤灯では、芸術論を展開する若手にはことかかないようです。そんな貧乏たらしいことやっていて人に夢を与えるものが撮れるのかね、と皮肉られながら40年はやっているのだからなかなかしぶとい。

70年代フォークブームは、四畳半のフォークソングなんて言われるようになりました。『神田川』みたいに銭湯の外で石鹸をカタカタ鳴らして待つ女。待たされるのは男の方だろうが、と思わんでもなかったのすが、貧乏を歌ったわけでもないのに、今からみると貧乏たらしくもあります。つかのまの貧乏生活を楽しんでいたのかしら。今でも当時のままのアパートに暮らす人がいたら、どう言ったらいいのかわかりませんが。

世界の食料問題に関する本を読みかけて、牛肉を生産するために費やされる飼料は、貧しい国々の餓死していく民衆を犠牲にしているのだ、なんて言われると、その頃の残党かな、と思ってしまうもの。

じゃあ、牛が我がものがおに道を行く、インドの貧しい民衆はどーなんだ。 SARS ウイルスを媒介したと疑われているハクビシンで商売している中国の農民はどーなんだ。

社会主義政権が崩壊して自由主義の渦に巻き込まれた東欧諸国の文化人は、拠り所を道徳的な優位に求める、と西尾幹二が『全体主義の呪』で書いています。 旧東ドイツに湯水の如く大金を注ぎ込んでも一向に効果が現れないどころか、道徳云々と言われてしまう旧西ドイツ社会のジレンマ。

豊かな精神生活は物質的貧困のなかにこそ存在する、かのごとく、昔から、竹林の七賢とか、朝鮮のソンビ、日本では宮沢賢治みたいなタイプが根強い人気を保っています。 精神のバランスシートみたいな気もするけど。

ペットとして飼われていたのに、SARS 騒ぎで捨てられてしまって、途方に暮れたような目をしたハクビシンの写真が新聞にでていたっけ。

くじら

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サーフィンサーフィン

台湾で大地震があったとき、壊れたアパートのコンクリートの壁に、一斗缶みたいなのが一杯埋まっているのがバレてしまったことがありました。

いまどき手間暇かけてそんなことやってメリットが有るのかねえ、と現場で話していたら、型枠大工の親方が「昔、コンクリートを節約するために階段の下にドラム缶を埋めてくれと言われてさ、生コンを打っていたら潜水艦が浮上するみたいにブハッと飛び出てきた」と言い、そういえば新入社員の頃、いいかげんな担当者が配管の巻立てコンクリートを打っていたら、管が浮いてしまい皆で上に乗ったことがあったっけ、と大いに盛り上がりました。

そんな風に和気あいあい道路の高架橋を造っていたのですが、鉄筋でがんじ搦めになった橋のスラブの中にも、重量を減らす為に管を埋め込む設計になっていて、それが生コン打っていたらなん箇所か浮いちゃった。 上の鉄筋でかろうじて止まっていたけど。メーカーの言うように浮き止めを、といっても鉄筋だらけでボルトが嵌っているかどうかなんて判んないんだもんね。

コンクリートの地下水槽を空にしたら、浮き上がってしまって周りの配管まで破損してしまった、ということもありました。 埋立て地のせいか水位が異常に高いというのは皆知っていたのですが。

解っていても忘れてしまう。もしくはハナから念頭にない。エッ!とか言って。 アルキメデスが浮力を発見してから、鉄で船を造ろうか、というまでの時代の隔たりは、製鉄技術の問題だけじゃないのじゃなかろうか。

ゴルフ場の池は、本来水が溜まるわけがないところにも、シートを張って造ってしまうのですが、シートの下にエアー抜きのパイプが入っています。

埋め立てた土中からガスが湧いてシートの下に溜まる。それがシートごと水面に浮いてくるとクジラみたいになってしまって、天気のいい日は仲良く日向ぼっこしていたりする。 エアー抜きパイプはその手の失敗から学んだ知恵なのでしょう。 終末処理の埋め立て地にも入っています。

駅伝

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三峡ダムが完成すると水没してしまうという、渓谷下りの様子をテレビでやっていました。ライフジャケットを着た十数人の観光客の他に、乗組員が6人もいて、いくら人口過剰の中国だからといって、前後に1人づつはともかく、ほかの4人はなんじゃろか、と見ていたのですが。

客を降ろした後、舟を上流の元の場所まで戻すために彼等は乗っていたのだね。急流を逆昇って深い所は6人で漕ぎ、浅くなったら4人がロープで曵き、3時間で下った川を、時には10時間かけて船着き場まで戻る仕事が待っていた。

10時間ということは、朝8時に客を乗せて終点に11時、腹ごしらえをして12時に出発したとして、日没まで6時間、山の中で夜を明かして早朝4時に出発しても、8時に辿り着くのがやっとという超ハードな仕事。

で、道中後続組に追抜かれたり、はやくも川を下りはじめた観光客に手を振られたりしながら、船着き場に着いたときには既に客の姿はなく、でも翌朝一番の客は確保できるということなのでしょう。

そこで考えたのですが、箱根駅伝というのがありますね、正月恒例の。 例えば平塚の駅を出た飛脚は小田原の駅に荷を届け、その足で小田原に届いている荷を担いで平塚まで帰ったのではないかと思うのです。一区間20キロほどなので、歩いて5時間、小走りで3時間としても充分日帰りコースでしょ。

小田原に一泊して早朝出発となると、1人で受け持っているのでない限り、道中、向こうから走ってきた飛脚と行き会うことになる。そのままやり過ごすとは思えない。お互いの荷を交換して元来た道を帰るわな。つまり一駅の区間は日帰り出来る距離に設定されていた。

というわけで箱根のように往復することを前提とする駅伝は、日帰りはともかく、往路も復路も同じ選手が走るべきなのです。運送業界は空荷でトラックを帰さない。往路を走り終えて、一仕事終えたような顔をして応援に専念するなんてとんでもないことなのです。

安全神話

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電線ドロ電線ドロ

車庫のセルシオと入れ替えようと鍵をとりに自宅に入った隙に、エンジンをかけっぱなしにしていたソアラを盗まれた、とスシ屋の息子がボヤイていました。知合いのヤクザ屋さんに情報があったら教えてくれと頼んでおいたら、2、3日して出て来たそうです。10万ほど渡してやってくれと言われて払ったけど、とゆーとりました。

人が羨ましがるようなクルマに乗るもんじゃないな、と思っていたら、先日事務所がある一帯に泥棒が入り、となりの窓ガラスが割れていてパトカーが来ていました。フーンと引き出しを開けたらたばこがない。昨日買ったばかりのピース20箱。

他に誰も被害がないようなので届けなかったけど、誰も信用してくれないんだよね。吸っちゃって忘れてんじゃないの?という感じで。 喫煙者につめたい女性からは、そんなにいっぱい入れておくから、吸う分だけ持ってくればいいのに、と言われたり。

そら盗まれる方が悪いで。

現場に置いてあったブルを持っていかれたこともありました。査定価格もない年代物だったのですが、海外では値が付くのか持っていってしまうんだよね。

なんでも外国人のせいにしてしまうので、横浜でピストルをぶっ放した銀行強盗は、目撃者が「ハヤクシロ」と片言の日本語だった、と証言していましたが、捕まったのは近所のヤクザ屋さんでした。あの証言が決め手になったのでしょう。

安全と水が無料だったのは20年くらい前までかな、家の鍵をポストや植木鉢の下に隠して外出できたのは。農家なんか今でも開けっ放しで畑に出ているけど。 自動販売機なんか保険も掛けられなくなって久しいのだそうです。

先日、町で発泡事件がありました。ニュースで見て、あそことあそこだな、と分かりました。撃ち込まれても当家の住人が気が付かないので匿名で警察に電話を入れるみたいです。ぜんぜん警戒しとらんのだな。 戦闘状態の国では銃声がしたら皆がいっせいに床に伏せるというがな。
行灯行灯

現場の横にほかほか弁当の店があったので、ご近所対策を兼ねて昼の弁当を届けてもらうようにしたのですが、一週間もすると作業員のおっさんからも、なんとかならないのかと極めて不評で、すぐやめる訳にもいかなくて困ったことがあります。

できたてで温かいのですが飽きてしまう。客が待っているのでスグできるメニューとなると揚物になってしまうのですよ、毎日買っていってくれるお客さんもいるがなあ、と店の主は反省がない。自分はなにを食べているのやら。

近くの湖ではレンギョが網にかかるのですが、あれは誰も貰ってくれないなぁ、と舟を持つ友人が言っています。先日、本家中国の料理法をやっていました。唐辛子を炒め、油を熱してぶつ切りにしたレンギョにドバとかけるだけ。生だったか、蒸したのか、そこまで見てなかったから知らないけど。

教えてやったら、今度持って来てやるから、というのであわてて断りました。

脂ののったサンマという表現はありますが、バターやオリーブオイルのような油を食べる習慣はなかったのじゃないか。化け猫が行灯の油を舐めるくらいで。 専門家に言わせると、今は油を食べないと満腹感が得られなくなっているのだそうです。

アブララーメンなんていうのもあるもんな。肉は霜降りを有難がるし。あれはただの小太りの牛なんじゃないかしら。

インド洋からオーストラリアに下ってくるマグロを刺網で捕まえて、移動用の生け簀に移し、300キロ程引っ張ってきて養殖の生け簀に移す、というのをやっていました。そこで餌をやって全身トロのマグロにして出荷する。おかげで潤った街にはヨットを繋留した豪邸が列んでいました。

トロなんて昔は脂っこいのが嫌われて捨てとったというがな。

となりの住人と、近所にあったまるで流行っていないスシ屋に行ったときのことですが、ビールを飲みながら、ウニと言ったら、握ってカウンターに置いて、ちょっと間をおいて「止めといた方がいいかな」と引っ込めて捨てた板前がいました。出すか?ふつう。

はまぐり釣り

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ギャング針ギャング針

鹿島灘は蛤の産地です。かつては平貝と呼ばれた平べったいやつだったのですが、いまは養殖した稚貝を撒くので本ハマばかりになって、値段もすっかり高級になりました。近所の水産問屋やスーパーでも1個300円ちかくします。

潮干狩りのシーズンになる5月の連休前に、食あたりの記事が出たりして、卵に毒性があるのでしばらく待つようにというオフレがまわったりします。これは連休中、大勢にチョビチョビと採られることを恐れた関係者が意図的に流すデマということになっています。 解禁になると漁師が一斉に舟を出して採ってしまうのです。

以前は自分で道具を作って採る人がいたのですが、高級品になってから密漁の取締が厳しくなって、いわゆる潮干狩り用の熊手より大きな道具を持っていると捕まってしまいます。夜レジャーボートに道具を積んでゴソっと持って行く密漁者もいるのです。

海に入って足で踏んで探すのが一般的なやりかたなのですが、2、3個採れればいいほうだそうで、舟が近寄れないテトラポットの際あたりが穴場になっています。

蛤を釣る人もいます。リールの付いた釣り竿に忍者が塀に昇るとき使うような鉤の手の金具を針の代わりに付けて、蛤のいそうな所に投げ込んで引っ掛ける。遠浅の海岸でも砂浜から少し入ると深くなり、また浅いところが続くのですが、その深いところが誰も採りにいかないので良いのだそうです。

30メートルくらい投げては巻き、投げては巻き、普通の釣りなら糸を垂れて魚が掛かるのを待てば良いのですが、これは休む暇のない、まさにスポーツフィッシング。

50回も投げて2、3個かなァ、あんなエライ思いをするくらいなら千円だして3個買ったほうがましだ、ニガウリと大五郎をこよなく愛し、たまに掛かるイシモチを楽しみにしている友人がゆーとりました。

ふぐ

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ふぐふぐ

ダイビングをする友人がフグを持って来て料理してくれました。普通の人は捨ててしまう小さなフグなのですが、煮魚にするとこれが旨い。本命は鯵だとゆうてたが、となりの釣り人が捨てるやつまで貰って来るのだといばっている。

命知らずのダイバーも、よる年波に潜るのが辛くなったのか、すばしっこい魚を突くのを断念したからか、多分後者だな、20年来貝しか持って来なかった。最近は釣りに凝っているようで、切れの悪い包丁しかなかったので小出刃を買っておいたら、妙に感心してました。

内臓さえ取ってしまえば大丈夫、と言っていましたが、ダイビング仲間が集まる店のオヤジが当たって入院したとも言っていたな。「あいつは賎しいから頭でも齧ったんやろう」とゆうとったが、病院ではめずらしい患者が来たというので看護婦が集まってきたり、退院するときフグの毒の一覧表を持たせてくれたりと、なかなかの人気だったそうです。

肝を食べてしびれて死線を彷徨うところががなんとも言えずいいのだ、というもんな。この世とおさらばする時はこれで行こう、と決めているのですが。

板前上がりの知人の話しでは、丼にてんこもりして良く板場で酒盛りしたけど、肝にも毒のあるやつとないやつがあるのだ、とゆうとったが、これはホラだ、と思う。

きのこに当たって新聞に出てしまう事件も毎年何件かあります。いつも山に入ってきのこを取って来る名人でも、見分けのつかない毒きのこを食べて当たったり、そうとは知らず人にあげたり、近所の店に卸して売られてしまったり、採った本人も売った店の人にも見分けが付かない茸というのがあるのです。

この辺はハツタケが評判なのですが、この手の友人はいないので誰も持って来てくれません。ニガウリなんかはくれるのになぁ。ゴーヤーチャンプル。

ヤミテン

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闇てん闇てん

裏社会からもれてきたデキレースの情報が、バクチ打ちのあいだでまことしやかに飛びかったことがありました。あのときはなぁ、と鍛冶屋の親方は今でもため息をもらすのですが。

新しい道路の計画が動きだすころには、めぼしい所を自治体の長や国会議員の周辺に群がる関係者が買い占めている事実も、地元ではもれてきたりします。

東京湾を横断するトンネルが完成すると、川崎 - 木更津間が30分で行き来できるようになるということで、バブルの頃、木更津側の主だった土地の買占めは終わっていました。それがアクアラインなのですが、開通したとき既にバブルはハジケていて、企業の進出も宅地も売れ行きもイマイチで、おまけに通行料金が3500円もするので道路もガラガラという状態が続いています。

その木更津の前市長と不動産屋を経営する息子が先日逮捕されました。市の開発公社の預金を担保に金を工面したという横領の罪です。 開通を当て込んでしこたま借金をして給料も差しおさえられている、という話しが明るみに出て、市長を辞めて一年も経つでしょうか、ヤクザからも借金していたりして。

ここはハマコウさんの地盤だったところで、昔から公共工事に物を納めるのに、ひどい時には商社が十数階建てになっていて、元請けと直前直後の相手の名前しか分かんないんですよ、と営業マンがぼやいていました。 そのハマコウさんも多額の借金に苦しんでいるみたいです。

高速道路の新規事業の凍結案に対して、今までの投資をどうしてくれるのだ、という自治体の長に、地元住民がひややかだったりするのも、山の中のインター予定地なんかどうでもいいからです。

ヤミでテンパイしていたのに知らん間に流れてしまい、ハネマンだったのにぃ、とぼやいたって次のゲームは粛々と続けられます。

職人

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職人職人

 生田耕作『黒い文学館』に破廉恥3人組としてサド、ラクロ、レチフが紹介されています。サドはともかく、『危険な関係』のラクロはそんなに破廉恥かいな、という気がするのですが、18世紀末のフランスの話しなので、悪徳とエロスを題材にするだけで十分その資格があったのでしょう。

 レチフは読んだことがありませんが、植字工から作家になったという経歴の持ち主で、靴フェチの告白もので一世を風靡したのだそうですが、すごいのは原稿を書く間も惜しんで自分で活字を拾って2週間で長編小説を仕上げてしまったというところです。コンピューターのおかげで植字工がいなくなってしまった今、これをどう評価するべきか。

 鉄工所には原寸屋という職人がいました。図面をみて定盤に原寸の墨を出し、型紙なんかをつくる人。いちど図面を描くところを見ていたらともかく速い。考えるより勝手に手が動くところに職人の職人たるところがある。

 枝を1本はらって、お茶をすする植木屋みたいに、どうもぼくらは製図板の前に座っているとボーッとしている時間が長くなって、気分転換にコーヒーを入れたりして、そのうち本当に飽きてしまったりして... 。 時間がなくなってヒシこになって仕上げるまでの、時間のロスは膨大なものがあります。

 職人の昼グソ女郎の夜グソ。

 建築士の試験を受けるとき、図面の講習に行ったら、一日1枚、30枚描くと勝手に手が動くようになりますから、と教えてくれました。考えている暇はないのです。5時間わき目も振らず描いても間に合わない。試験が終わってたばこを吸ったらクラクラッときて危うくへたり込むところだった。

 最近はCAD が普及して原寸屋の仕事はみなコンピューターがやってしまいます。もともとCAD は原寸なのです。設計屋の需要もなくなっているみたいで、この不況のなか転職するのは不可能と日経コンストラクチャーに出ていました。

 三角スケールの1/500 のひと目盛が全然見えなくなって、このへんかなと適当にマークして。