はまぐり釣り

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鹿島灘は蛤の産地です。かつては平貝と呼ばれた平べったいやつだったのですが、いまは養殖した稚貝を撒くので本ハマばかりになって、値段もすっかり高級になりました。近所の水産問屋やスーパーでも1個300円ちかくします。

潮干狩りのシーズンになる5月の連休前に、食あたりの記事が出たりして、卵に毒性があるのでしばらく待つようにというオフレがまわったりします。これは連休中、大勢にチョビチョビと採られることを恐れた関係者が意図的に流すデマということになっています。 解禁になると漁師が一斉に舟を出して採ってしまうのです。

以前は自分で道具を作って採る人がいたのですが、高級品になってから密漁の取締が厳しくなって、いわゆる潮干狩り用の熊手より大きな道具を持っていると捕まってしまいます。夜レジャーボートに道具を積んでゴソっと持って行く密漁者もいるのです。

海に入って足で踏んで探すのが一般的なやりかたなのですが、2、3個採れればいいほうだそうで、舟が近寄れないテトラポットの際あたりが穴場になっています。

蛤を釣る人もいます。リールの付いた釣り竿に忍者が塀に昇るとき使うような鉤の手の金具を針の代わりに付けて、蛤のいそうな所に投げ込んで引っ掛ける。遠浅の海岸でも砂浜から少し入ると深くなり、また浅いところが続くのですが、その深いところが誰も採りにいかないので良いのだそうです。

30メートルくらい投げては巻き、投げては巻き、普通の釣りなら糸を垂れて魚が掛かるのを待てば良いのですが、これは休む暇のない、まさにスポーツフィッシング。

50回も投げて2、3個かなァ、あんなエライ思いをするくらいなら千円だして3個買ったほうがましだ、ニガウリと大五郎をこよなく愛し、たまに掛かるイシモチを楽しみにしている友人がゆーとりました。
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